無愛想な天才外科医と最高難度の身代わり婚~甘く豹変した旦那様に捕まりました~【職業男子×溺愛大逆転シリーズ】
「こんな風に外に出られないようにするのが躾だって言うなら、それを警官に話せばいい」
由惟を閉じ込めるため、外側と内側の両方に鍵穴が取り付けられた部屋のドアを睥睨しながら、真紘は冷たく言い放った。
「う、うるさい!大体、さっきから君はなんなんだ!失礼だろう!生田目病院の医者だと言っていたか?院長に連絡して、君なんかクビにしてやるぞ!」
横井が糾弾するように真紘を指差した。威勢のいい台詞とは裏腹に、指先はみっともなく震えている。
「あんたの発言に影響力なんてないさ」
「なにを!君みたいな下っ端にはわからないだろうが、私は――」
「ああ。そういえば伝えそびれていたが、横井医科工業と生田目病院の契約は、今年度で全て終了させてもらう。つまりあんたは、あと二ヶ月でうちの病院と完全に無関係になるってことだ」
「ど、ど、どういうことだ……契約終了?!ありえない!デタラメを言うな!」
ガクガクと全身をわななかせ、横井は錯乱したように叫んだ。横井の隣に立つ静子も顔面を蒼白にしている。彼らの動揺がうねりとなってこちらにも伝わってきた。
由惟も横井医科工業で事務として働かされていたから知っている。年々業績が落ちている中で、古くから続く生田目病院との取引が売り上げの半分を占めていたのだ。その契約が一気になくなってしまうとなれば……倒産も免れないだろう。
由惟を閉じ込めるため、外側と内側の両方に鍵穴が取り付けられた部屋のドアを睥睨しながら、真紘は冷たく言い放った。
「う、うるさい!大体、さっきから君はなんなんだ!失礼だろう!生田目病院の医者だと言っていたか?院長に連絡して、君なんかクビにしてやるぞ!」
横井が糾弾するように真紘を指差した。威勢のいい台詞とは裏腹に、指先はみっともなく震えている。
「あんたの発言に影響力なんてないさ」
「なにを!君みたいな下っ端にはわからないだろうが、私は――」
「ああ。そういえば伝えそびれていたが、横井医科工業と生田目病院の契約は、今年度で全て終了させてもらう。つまりあんたは、あと二ヶ月でうちの病院と完全に無関係になるってことだ」
「ど、ど、どういうことだ……契約終了?!ありえない!デタラメを言うな!」
ガクガクと全身をわななかせ、横井は錯乱したように叫んだ。横井の隣に立つ静子も顔面を蒼白にしている。彼らの動揺がうねりとなってこちらにも伝わってきた。
由惟も横井医科工業で事務として働かされていたから知っている。年々業績が落ちている中で、古くから続く生田目病院との取引が売り上げの半分を占めていたのだ。その契約が一気になくなってしまうとなれば……倒産も免れないだろう。