無愛想な天才外科医と最高難度の身代わり婚~甘く豹変した旦那様に捕まりました~【職業男子×溺愛大逆転シリーズ】
互いに一週間留守にしていたこともあり、冷蔵庫は空っぽで、遅い夕食にはカップうどんを食べた。ジャンキーな味わいも今日はことさら美味しく感じた。横井家にいた時は、食事をしても味覚が麻痺したように味がしなかったから余計に。
フィンランドにいた真紘も洋食続きだったから、出汁の風味が恋しかったらしい。二人ともあっという間に食べ終え、お風呂に入った後はすぐに寝室に連れて行かれた。
ベッドに入り、抱き枕にするように後ろから抱きしめられる。
「由惟の匂いだ」
「それ、臭いって言ってます?」
「そんなわけないだろ」
たしなめるようにカプリと首筋を甘噛みされた。かすかに痺れて、由惟の心臓の動きがおかしくなる。
「俺をどうしようもなく狂わせる匂いだ」
真紘が覆い被さってきて、噛み付くようなキスで唇を塞がれた。口内に入り込んできた舌から媚薬でも注がれたように、たちまち由惟の体が芯から熱くなる。
パジャマの裾から、真紘の温かい手が忍び込んでくる。大切なものを扱うような慎重な手つきで触れられるのは、嬉しい反面もどかしい。そんなことを思う自分がはしたないことはわかっている。
でももっと触れてほしい。離れていた分、体に真紘の存在を刻みつけたい。
由惟は真紘の首に腕を回し、ギュッと体を引き寄せた。
「もっと……」
「ん?」
「もっとたくさん、触って……」
シーツの衣擦れの音にかき消されてしまいそうなほど、小さな声になってしまった。でも真紘の耳にはしっかり届いたらしい。由惟を見下ろす瞳が一瞬見開かれた後、獣のような獰猛な光を宿した。
フィンランドにいた真紘も洋食続きだったから、出汁の風味が恋しかったらしい。二人ともあっという間に食べ終え、お風呂に入った後はすぐに寝室に連れて行かれた。
ベッドに入り、抱き枕にするように後ろから抱きしめられる。
「由惟の匂いだ」
「それ、臭いって言ってます?」
「そんなわけないだろ」
たしなめるようにカプリと首筋を甘噛みされた。かすかに痺れて、由惟の心臓の動きがおかしくなる。
「俺をどうしようもなく狂わせる匂いだ」
真紘が覆い被さってきて、噛み付くようなキスで唇を塞がれた。口内に入り込んできた舌から媚薬でも注がれたように、たちまち由惟の体が芯から熱くなる。
パジャマの裾から、真紘の温かい手が忍び込んでくる。大切なものを扱うような慎重な手つきで触れられるのは、嬉しい反面もどかしい。そんなことを思う自分がはしたないことはわかっている。
でももっと触れてほしい。離れていた分、体に真紘の存在を刻みつけたい。
由惟は真紘の首に腕を回し、ギュッと体を引き寄せた。
「もっと……」
「ん?」
「もっとたくさん、触って……」
シーツの衣擦れの音にかき消されてしまいそうなほど、小さな声になってしまった。でも真紘の耳にはしっかり届いたらしい。由惟を見下ろす瞳が一瞬見開かれた後、獣のような獰猛な光を宿した。