無愛想な天才外科医と最高難度の身代わり婚~甘く豹変した旦那様に捕まりました~【職業男子×溺愛大逆転シリーズ】
「おまえ、俺のことが怖いんじゃないのか?」
バツが悪そうに見つめてくる真紘に、由惟は首を傾げた。
「怖い?なんでですか?」
「昨日すごい怯えてただろ」
「あ、あれは……昔の、嫌なことと重なっちゃって……」
やらかしを思い出し、気まずくなって目を逸らす。
すると「悪いな」と昨日に続いてまた謝られたので、由惟はキョトンとした。
「トラウマなんだろ。それなのに無理やりするみたいに怖がらせて、悪かったな」
傲岸不遜の塊のようだと思っていた真紘が謝るなんて意外だった。ポカンとしてしまったが、何か言わなければとすぐ我に返る。
「いえ、トラウマってほど大したことがあったわけじゃないんです」
そう。別に大したことじゃないのだ。
それは、両親が亡くなり、横井家に引き取られてすぐのこと。寝ている最中に、横井が突然部屋に入り込んで、由惟の上にのしかかってきたのだ。でも首筋を舐められ、ちょっと体を触られただけ。
死ぬほど気持ち悪かったが、叫んだら横井はすぐ逃げていったので実害はない。
その時の嫌悪と恐怖を忘れたことはなかったが、うまくフタができていると思っていた。初めてのキスに驚いた拍子に、そのフタがずれてしまっただけだ。自分でもパニックになりすぎたと反省している。
バツが悪そうに見つめてくる真紘に、由惟は首を傾げた。
「怖い?なんでですか?」
「昨日すごい怯えてただろ」
「あ、あれは……昔の、嫌なことと重なっちゃって……」
やらかしを思い出し、気まずくなって目を逸らす。
すると「悪いな」と昨日に続いてまた謝られたので、由惟はキョトンとした。
「トラウマなんだろ。それなのに無理やりするみたいに怖がらせて、悪かったな」
傲岸不遜の塊のようだと思っていた真紘が謝るなんて意外だった。ポカンとしてしまったが、何か言わなければとすぐ我に返る。
「いえ、トラウマってほど大したことがあったわけじゃないんです」
そう。別に大したことじゃないのだ。
それは、両親が亡くなり、横井家に引き取られてすぐのこと。寝ている最中に、横井が突然部屋に入り込んで、由惟の上にのしかかってきたのだ。でも首筋を舐められ、ちょっと体を触られただけ。
死ぬほど気持ち悪かったが、叫んだら横井はすぐ逃げていったので実害はない。
その時の嫌悪と恐怖を忘れたことはなかったが、うまくフタができていると思っていた。初めてのキスに驚いた拍子に、そのフタがずれてしまっただけだ。自分でもパニックになりすぎたと反省している。