(一)この世界ごと愛したい
「…リンが困ってんじゃねえか。」
「大いに困ってる。ハル何したの?」
「まだ何もしてねえ。今からやんだよ。」
「演習でもやるの?」
ハルはやらねえ、と。
でも、大刀を片手に準備しており。
「お前等、覚悟は決まったか。」
「「はい!!!」」
そこから、国王軍を次々へ薙ぎ倒して行くハル。
…みんなで稽古???
「お前のセザール行きを聞いてから、ハルがどんだけキレたと思ってんだよ。」
「るう、これ何なの?」
「全員の性根を叩き直すんだと。」
「はあ?」
もう人が吹っ飛んで吹っ飛んで。
そんな光景をただ見守る私とるう。
性根を叩き直すって、みんなただそれぞれにちゃんと戦ってくれてたし。叩き直される覚えはないと思うんだけど。
「もう全員殺すってブチギレてたからな。」
「…止めた方がいいかな?」
「いや、このままでいい。」
るうはそう言って、剣を抜く。
「俺も叩き直してもらってくる。」
「…え?」
話ではるうはもうボコボコにされたって聞いたけど。