(一)この世界ごと愛したい
やはり向こうの出方を伺うしかない…か。
「るうさん。」
「…嫌な予感だ。」
「しばらくレン様を守ってね。」
るうは怪訝そうな顔で私を睨む。
けど、るうも私が導き出す答えはわかっていたと思う。今私にできる手はこれしかない。
「ルイは君の騎士だろう。俺のことは気にしなくていいよ。」
「あのねー。レン様が殺されちゃうと、私エリクのお嫁さんにされちゃうのね。分かるかなー?」
「それは分かる。」
「それを防ぐためだから。私の意思で動いてるだけだから。そしてるうは借すだけ!ちゃんと返してもらうのでご心配なく!」