彼の溺愛の波に乗せられて
「バッカ、お前、さっちゃんがわかるわけないだろ」

いやいやあんたの嫁よな?

「雅人と凌雅に頼もう!」

「そだな」

そしてたっくんはその場で二人を呼んだ。


「「は?」」

雅人と凌雅が寝癖もそのままに家にやってきて口を開けている。

「だから、録画どうすんだって」

たっくんが二人に言う。

「明後日だろ? なんでこんな朝から慌てて呼んだ?」

「しかもどっちかでよくね?」

「鎌田 天寿だぞ!?」

「天寿? 天寿って去年引退したプロサーファーの?」

「そう! あの上手な人、天寿だったの!」

私も話す。

「あの人が!? 俺ちゃんと顔見たことなかったからわかんなかった」

「早く言えよ!」

そう言って二人はちゃちゃっと録画予約をしてくれた。

「見に来るわ。どうせ見るんだろ?」

「当たり前!」

「たっくんが教えたの? あのスポット」

雅人がたっくんに聞く。
< 114 / 301 >

この作品をシェア

pagetop