彼の溺愛の波に乗せられて
「ははは! 堅い堅い! 雅をよろしくな! 皆んなで見たよ、天寿くんのビッグウェーブ」

「ありがとうございます!」

「ありゃヤバかったな! 無事で何より」

「ははは。正直ダメかなとも思いましたけどね」

「雅、泣いてたよ。だから何かあるのかなって思ってたけど。とにかく、天邪鬼で手が焼けるだろうけど甘えん坊だから可愛がってやってくれ」

泣いてたのか。
心配かけたんだなきっと。

雅を見れば手を振っていた。
俺も手をあげる。

天邪鬼で甘えん坊って。
まさにその通り。

「ええ。大事にしたいと思ってます。将来も見据えて」

俺はそう思ってる。
雅を逃したら一生結婚できないんじゃないかって。

「おお。そりゃ楽しみだな!」

「捨てられないように頑張ります」

「ははは! せいぜい振り回されてくれ」
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