彼の溺愛の波に乗せられて
天寿の指は私の下の蕾を転がす。

「んっ…はぁっ…あっ」

こうなると私は何も答えられないのを知ってるはずなのに。

「ほら、言って。雅」

「天寿にっ…はぁっ…」

「ん。いい子。んじゃイかせてあげる」

天寿はこうして天邪鬼な私の攻略方法を独自に生み出して、結局は本音をはかされる。

そして私も私で抵抗なんてできるはずもなく甘えてしまいたくなるのだから困ったもんだ。

「寂しくしてない?」

してないよ…。

天寿は私に安心と安らぎを与えてくれる。
幸せ過ぎて怖いくらいだ。

「あっ…んっ…」

「可愛い」

「好きっ…」

私がそう言えば天寿は嬉しそうに私を見る。

「俺も好きだよ」

こんな私みたいなちんちくりんのどこが良いのか。
天寿はよっぽど変わり者なんじゃないのかな、なんて思いながら打ち寄せた波に抗うこともできずに弾き飛ばされた。




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