彼の溺愛の波に乗せられて
このままだと本当に息が持たない。
まるで海の中のように。

天寿の愛に溺れるように。

「雅っ…愛してるっ…」

そっと離れた唇から甘い声で耳元で囁かれ、ゾクゾクっと鳥肌が全身を覆いお腹の奥が一気に収縮する。

そしてガンと奥まで突き上げられたかと思えばその瞬間天寿は私の首に噛みついた。

「はぁっ…!」

ドクンと天寿のそれが力強く脈打つ。

天寿のこの情熱的な愛情表現から逃げられる事なんで出来やしないと思った。

そして受け止めたいと思った。

天寿は愛おしそうに噛みついたそこに口付ける。

そしてゆっくりと私から離れると、すかさず仰向けにされて私を見つめるその瞳にはまだまだ足りないと言ってるみたいに、情欲の炎に包まれていた。

その瞳に見つめられれば、吸い寄せられるように自分からキスをしてしまう。

そこから次第に深くなる口付け。
ゆっくりと、濃く、甘く。

寝室に私たちのキスの音が静かに響く。

そのキスは首筋を這い、鎖骨を熱い舌で舐める。
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