彼の溺愛の波に乗せられて
「二人はそれぞれ一人暮らししてるよ」

「へぇ」

「天寿は?」

「俺? 地元はこっちじゃないから、実家に母親がいるけど、姉と妹は一緒にこっちに来てみんなそれぞれ暮らしてるよ」

「そうなんだ! 天寿もこの辺に住んでるの?」

親父は?
とかは聞かないらしい。

「ああ。わりと近い」

「天寿、プロフィール見たよ。中学から海外にいたんだね!」

「まぁ。そうね」

「英語ペラペラだ」

「ははは」

お前もだろ。
と言いそうになってやめた。

バイクトレーニングは英語が必須だし。

「最近こっちに来たの?」

「ああ。海が近くて良いところだな。気に入ってる」

「ふふふ! わかる! サーファー多いしね」

「だよな。同じ匂いするヤツらばっかりで居心地いいよ」





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