一途な海上自衛官は時を超えた最愛で初恋妻を離さない~100年越しの再愛~【自衛官シリーズ】
晃輝が少し照れたような表情になった。
「ありがとう。身内を褒められるのは、ちょっと照れ臭いね。親父のメニューは完全に家庭料理だから、ホテルとは随分勝手が違うんじゃない?」
「はい。だからこそ毎日学ぶことばかりで……調理師学校でもっと和食をやっておけばよかったなって思いました。私専門は洋食だったので」
「へえ、専門のコースに分かれて学ぶんだ」
「はい、一通りのことを学んだ後に分かれるんです。なので全然やってないわけじゃないんですけど」
晃輝が目元を緩めて頷いた。
「得意料理とかはあるの?」
「魚料理です。魚ってすごいたくさん種類があるじゃないですか。産地によって味も違うし。素材に合わせて調理方法を考えるのが楽しくて……」
そのまま芽衣は晃輝に問いかけられるままに専門学校時代の話や、料理の話をする。
彼は聞き上手だった。
「——そうなんだ、留学する人もいるんだね」
「はい、やっぱりフレンチや、イタリアンは本場で学ぶのが一番ですから。ただ私はそこまでの費用がなかったので国内でできるだけ本格的に学べるところに就職しようと決めたんです」
とそこで、晃輝の胸ポケットに入れてある携帯が光る。メッセージが届いたようだ。
「親父だ。ちゃんと後日秋月さんに礼をするようにって。……子供じゃないんだから」
苦笑する晃輝に、芽衣は思わずぷっと噴き出した。
「晃輝さん、偉い方なのに」
そのままくすくす笑っていると。晃輝が驚いたように眉を上げて芽衣を見ている。
「どうかしましたか?」
尋ねると、少し照れたように頭をポリポリと掻いた。
「いや……親父も衣笠なんだからそういう呼び方になるか」
「ありがとう。身内を褒められるのは、ちょっと照れ臭いね。親父のメニューは完全に家庭料理だから、ホテルとは随分勝手が違うんじゃない?」
「はい。だからこそ毎日学ぶことばかりで……調理師学校でもっと和食をやっておけばよかったなって思いました。私専門は洋食だったので」
「へえ、専門のコースに分かれて学ぶんだ」
「はい、一通りのことを学んだ後に分かれるんです。なので全然やってないわけじゃないんですけど」
晃輝が目元を緩めて頷いた。
「得意料理とかはあるの?」
「魚料理です。魚ってすごいたくさん種類があるじゃないですか。産地によって味も違うし。素材に合わせて調理方法を考えるのが楽しくて……」
そのまま芽衣は晃輝に問いかけられるままに専門学校時代の話や、料理の話をする。
彼は聞き上手だった。
「——そうなんだ、留学する人もいるんだね」
「はい、やっぱりフレンチや、イタリアンは本場で学ぶのが一番ですから。ただ私はそこまでの費用がなかったので国内でできるだけ本格的に学べるところに就職しようと決めたんです」
とそこで、晃輝の胸ポケットに入れてある携帯が光る。メッセージが届いたようだ。
「親父だ。ちゃんと後日秋月さんに礼をするようにって。……子供じゃないんだから」
苦笑する晃輝に、芽衣は思わずぷっと噴き出した。
「晃輝さん、偉い方なのに」
そのままくすくす笑っていると。晃輝が驚いたように眉を上げて芽衣を見ている。
「どうかしましたか?」
尋ねると、少し照れたように頭をポリポリと掻いた。
「いや……親父も衣笠なんだからそういう呼び方になるか」