彼がモデルになったら
「やっぱ、あやじゃないとダメなんだ」

蓮君が近づいて言った。


ルーズに制服を着崩しているのがカッコよくて。


「……」

嬉しい!!!!ずっと片思いだったから。




「もう一回俺と、付き合って欲しいんだけど」

真っ直ぐに蓮君は私を見て言った。


「……うん」

私は頷いた。

二人とも笑顔で。

蓮君も嬉しそう。


「部活行ってくる。ラインするから」

そう言って、蓮君は手を振り去って行った。

ずっと背中を視線で追いかけてた。


後ろ姿だったら、たくさん見てても許されるような気がしてた。

これからは、見てても大丈夫かな?






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