女嫌いな年下のおとこのこ
「なんか白河さん、雰囲気変わりました?」
「ああ、服?実はこれ、前に話したルームシェアしてた子が選んでくれたの。着ないと怒られるから着てみたけどやっぱり落ち着かないね」
瑞希が選んでくれたソリッドカラーのセットアップワンピースを着用してみたのだが、普段の格好が格好だけにおしゃれ感が出てしまって妙に気恥ずかしい。
今日が人の少ない土曜日で良かったと思いながら再びコーヒーに口をつければ、真剣な表情をした飛鳥と目があった。
「すごく似合ってます」
「そう?ありがとう」
瑞希のセンスを疑いはしないが、今日はこの後彼の母親とも久しぶりに顔を合わせるという事もあり大人の女性らしく着飾って正解だったと暗に思った。
コーヒー片手に時間を確認してみれば18時半がこようとしていたので、少しマズいなと思い慌てて片付け始める。