女嫌いな年下のおとこのこ

言いながら瑞希の手がするりと服の中に入り込み、聖のふくよかな胸に触れる。

瑞希の手が素肌に触れている事実が未だ受け入れらず、聖は固まったまま心臓だけを激しく鳴らしていた。

服を捲り上げられ冷たい空気が肌を刺したかと思いきや瑞希の顔が胸元に落ちてきて、胸を伝う生暖かい舌の感覚に段々と言い得ぬものが込み上げてくる。

そして瑞希の唇がその先端を食んだ途端、無意識に声が漏れた。


「んあっ…」


思いの外声量の出てしまったそれに恥ずかしさが堪えきれず勢いよく口を覆うと、一瞬だけこちらを見てにやりと笑った瑞希が再びそこに顔を落とし、舌先を出してそれを転がした。


「んっ、んっ」


ただでさえ勝手に漏れ出る声が恥ずかしくてたまらないのに、更に反対の胸の先を瑞希の指で摘まれ体まで跳ねてしまい、羞恥でもうどうにかなりそうだった。

生理的な涙が流れれば胸から離れた瑞希の顔が近づいてきて、口元の手を外されキスをされた。