【電子書籍化決定】改題/犬猿の仲の狼王子から、なぜか求愛されています!?(旧題/関係を終わらせる勢いで留学して数年後、犬猿の仲の狼王子がおかしいことになっている)
カディオが気になって、三人兄弟たちにそれとなく手紙を送ってみたら、
『え? ご自分で確認してみてはいかがです?』
――簡単にまとめると、そういう内容の返事が届いた。
笑顔で冷ややかなオーラを放っている様子が、手紙の文面かひしひしと伝わってきたものだ。
手紙を、シェスティに送ることはできなかった。
いつもどんな言葉で彼女との会話のきっかけを掴んでいたのか、カディオは思い出させなかった。
王子らしい言葉も、彼女を思い浮かべると出てこない。
心がかき乱される。
気持ちが、彼女だけに関しては揺れる。
「私も同行させていただきますよ。くれぐれも手は出すなと、陛下とディオラ公爵には言われています」
「そ、そんなこと、するものか」
カディオの声が途端に弱々しくなる。
護衛騎士隊長が、座席を弱々しくする彼の尻尾を見た。
「やめろ、見るな」
「殿下、どうせ感情を隠せないのですから吹っ切れてみては――」
「できるなら、やってるっ」
カディオは真っ赤な顔で、悔しそうに打ち明けた。
『え? ご自分で確認してみてはいかがです?』
――簡単にまとめると、そういう内容の返事が届いた。
笑顔で冷ややかなオーラを放っている様子が、手紙の文面かひしひしと伝わってきたものだ。
手紙を、シェスティに送ることはできなかった。
いつもどんな言葉で彼女との会話のきっかけを掴んでいたのか、カディオは思い出させなかった。
王子らしい言葉も、彼女を思い浮かべると出てこない。
心がかき乱される。
気持ちが、彼女だけに関しては揺れる。
「私も同行させていただきますよ。くれぐれも手は出すなと、陛下とディオラ公爵には言われています」
「そ、そんなこと、するものか」
カディオの声が途端に弱々しくなる。
護衛騎士隊長が、座席を弱々しくする彼の尻尾を見た。
「やめろ、見るな」
「殿下、どうせ感情を隠せないのですから吹っ切れてみては――」
「できるなら、やってるっ」
カディオは真っ赤な顔で、悔しそうに打ち明けた。