低温を綴じて、なおさないで
𖦞
茉耶に「がんばってね」と応援されながら別れて、まだまだ約束の21時までは時間があった。
けれど家に帰っても落ち着かない気がして、適当に時間を潰していれば、さっきまで潜めていたクリスマスへの浮つきが顔を出し始めた。
木々のライトが光って、そこらじゅうにカメラやスマホを向ける人が視界に映り込む。普段はなんとも感じない街路樹がきらめいていてクリスマスツリーを思わせる。
21時が近い。いつもはアルコールを買っていくけれど、弱くないとはいえアルコールの入った状態で大切な話をしたくなくてあったかいお茶だけ買って公園へ足を向けた。緑色のコンビニ限定のホワイトビールとレモンサワー、今日は封印。