低温を綴じて、なおさないで
いつもの公園がクリスマス仕様になっているかと言われたら全くそうではなく、佇む日常は変わらない。
近づいて見えてくるブランコにひとつの影、いつも通りその人がそこにいるのはただの日常なはずなのに、緊張しすぎて足がすくむ。
20年分の想いを、きちんと、誤解されずに伝わるように話すことができるか、ちょっぴり不安だ。
ふたりだけがわかる魔法の言葉、約束を直接投げた。この場所でたくさん話して、ばいばいって手を振った瞬間からすぐに会いたくなった。
クリスマスの装飾がなくとも、今日はこの空間が非日常に思える。
「……直、」