恋する花束を君に
自宅に帰ると、まず先にお風呂にお湯を溜め、ホワイトフローラルの香りがする入浴剤を入れて湯船に浸かった。
「はぁ、、、。」
久しぶりにちゃんとお風呂に浸かった。
いつも仕事がある日は、疲れ過ぎてシャワーだけで済ませてしまうからだ。
わたしは湯船に浸かりながら考えた。
さっき、航太にちょっと冷たく言い過ぎたかなぁ。
でも、だからって優しくするとすぐ航太の勘違いが発動してしまう。
航太は別に友達としてなら良い奴だ。
しかし、恋人にするとなると話は別。
だから、わたしはいつも航太が勘違いしないようにわざと冷たく接してるのだ。
それからもう一つ。
由美子が航太のことを好きだから。
航太がわたしに絡んで来る時、由美子はいつも何も言わないず黙ってしまっていることにわたしは気付いていた。
きっと不快な気持ちになっているだろうなぁ、、、そう思いながらも、どうしたら良いのか分からず、航太に冷たくすることしか対応出来ていないわたし。
わたしは、ふと薗田さんの言葉を思い出した。
"坂巻さんは、本当に三崎さんのことが好きなんですね。"
わたしは正直、半分好意、半分はからかわれているのだと思っていた。
でも、薗田さんの言うことが本当なのだとしたら、わたしは航太に酷い接し方ばかりしていることになる。
それでも、わたしは航太を好きになることはない。
わたしは、、、どうするのが正解なんだろう。