恋する花束を君に

次の日の朝、わたしが目を覚ましたのは10時を回ってからだった。

めっちゃ寝てたんだなぁ、わたし。

しかし、布団からなかなか出ることが出来ず、しばらく布団の中でボーッとしていた。
すると、お腹がグルグルグルと鳴った。

身体が食べ物を欲している。

でも、最近なかなか買い物に行けておらず、冷蔵庫には飲み物くらいしか入っていなかった。

何か食べに行こうか。
そういえば、久しぶりにあの喫茶店に行こうかな。

わたしはやっと布団から起き上がると、出掛ける準備を始めた。

休みの日だし、化粧品はほどほどに、外が寒そうだったのでニットのタートルネックを着て、着替えはテキトーに済ませた。

スマホと財布しか入らないくらいの小さな斜め掛けバッグを掛けて、わたしは家を出た。

もうすぐお昼時だから、混んでるかなぁ?

そう思いながら、わたしのお気に入りのカフェラテとシフォンケーキがある喫茶店"豆の木"を目指した。

お店は、自宅から歩いて15分程先にあり、隠れ家的場所にある割には、いつもそこそこお客さんがいる。

わたしは"豆の木"に到着すると、そっとドアを開け、中を覗き込んだ。

「いらっしゃいませ〜!」

やはり、混んではいないが、そこそこお客さんが居た。

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