恋する花束を君に
すると、薗田さんが色々打ち込みなどをしたあと、カチッとエンターキーを押すと、昨日作った4パターンのデザインがフォルダに戻ってきたのだ。
「わぁ!凄い!ありがとうございます!」
わたしは感動し、「良かったね!」と言ってくれた絵里と一緒に喜んだ。
すると、薗田さんが「これ、人の手によって削除されてたみたいですね。」と言った。
「えっ?削除?」
「昨日の18時29分に削除された履歴が残っています。」
昨日、その時間にわたしは絵里と一緒にもう退勤していた。
誰がそんなこと、、、
すると、薗田さんは一度自分のデスクに戻り、立ったままパソコンで何かを調べているようだった。
そして、こっちに戻って来ると信じられない言葉を口にしたのだ。
「勤怠を調べましたが、昨日この時間まで残っていたのは、佐野由美子さんだけですね。」
えっ?由美子?
そういえば、やり残したことがあるって、残ってたっけ、、、
「販促課のパソコンのパスワードは統一されているので、佐野さんなら三崎さんのパソコンを開けますよね。」
薗田さんがそう言っても、由美子は黙ったまま俯いていた。
「由美子、あんたがやったの?!」
絵里がそう言っても、由美子は俯き何も話さない。
由美子、、、否定しないってことは、、、本当に、由美子がやったの?