恋する花束を君に
「わたし、、、どうすれば良かったんですかね。どうすれば、、、由美子にあんなことさせずに済んだんでしょうか。」
わたしが涙を堪えながらそう言うと、薗田さんは「あれは佐野さん自身の気持ちの問題です。三崎さんは何も悪くありません。」と言った。
「それとも、もう一度、、、人を信じてみたいって思ったこと自体が間違いだったんですかね。結局裏切られて、、、同じこと繰り返してる自分が馬鹿みたいです。」
わたしはそう言うと俯き、堪えきれずに涙を流した。
「三崎さん、前に言ってたじゃないですか。信じてもいいと思える人が1人でも居るかもしれない、その1%にかけてみるって。その1%に、、、俺はなりたいと思っています。」
「、、、えっ?」
わたしは顔を上げ、薗田さんの方を見た。
薗田さんは悲しくも優しくわたしに微笑みかけ、「三崎さんに信じてもらえるように頑張ります。だから、人を信じてみたいと思った気持ちを、間違いだったなんて思わないでください。」と言い、そっとわたしを抱き寄せた。
「三崎さんは、俺に"もう一度、人を信じてもいいかもしれない"と思わせてくれた人なんですから。」
わたしは、久しぶりに人の温もりを、体温ではなく、心の温もりを感じた気がした。
薗田さんに包まれながら、わたしは泣いた。
泣いて泣いて、こんなに泣いたのは久しぶりだと言う程、泣き尽くしたのだった。