恋する花束を君に
そんなある日の土曜日。
わたしは、薗田さんと喫茶店"豆の木"でカフェラテを飲み、わたしだけはシフォンケーキを頬張っていた。
「三崎さんって、本当に美味しそうに食べますよね。」
シフォンケーキを食べるわたしを見て、薗田さんは微笑みながら言った。
「だって、本当に美味しいんですもん。」
「、、、三崎さん。」
「はい。」
「クリスマスって、、、仕事のあと、予定あります?」
クリスマス?
一瞬、何のこと?と思ったが、よく考えれば、もうすぐクリスマスだった。
「あ、いえ、特に予定はありませんけど。」
「もし三崎さんがよろしければ、クリスマスの日、仕事のあとに俺の家に来ませんか?」
薗田さんの誘いにドキッとするわたし。
薗田さんの家?
えっ?わたし、行っちゃっていいの?
「あ、変な意味じゃないですからね?チキンを食べながら、シャンパンを飲むくらいですけど、、、どうですか?抵抗があるなら、断っていただいても構いませんよ。」
もちろん、薗田さんがそんな下心を持って誘ってきたなんて思っていない。
薗田さんがわたしを誘ってくれたことにドキドキしてしまい、「わたしなんかが行ってもいいんですか?」と聞き返してしまった。
「俺は、三崎さんとクリスマスを過ごしたいなぁと思って誘ったんですよ?いいに決まってるじゃないですか。」
「そ、そうですよね、すいません、、、まさか、誘ってくれるなんて思ってもいなかったので。」
恥ずかしくて顔が熱くなっていくのが分かり、手で顔を扇いだ。
「じゃあ、、、お邪魔させていただきます。」
わたしがそう言うと、薗田さんは嬉しそうに「ありがとうございます。」と言ったのだった。