恋する花束を君に
薗田さんにクリスマスを誘われてから、何だか頭の中がぼんやりして、気持ちもソワソワしていた。
そんなわたしに気付いた絵里は、「なごみ、最近どうしたの?何か変だよ?」と訊いてきた。
「えっ?」
「何か、ほわ〜んとしてる。」
「いや、なんか、、、やっぱり変だよね。わたし。」
「恋でもしたの?」
恋?これって、、、恋なのか?
そうゆう感覚が久しぶり過ぎて、自分でも気が付かなかった。
「なんか、ソワソワするんだよね。」
「そんななごみ見たことないもん。相手は?もしかして、薗田さん?」
「、、、何で分かるの?」
「だって、最近仲良いじゃん?」
仲が良いというか、、、毎週土曜日にお茶する仲?
これって、仲が良いっていうのかな?
「今度、クリスマスに一緒に過ごしませんかって、誘われて、、、。」
「おぉ!それでオーケーしたの?!」
「うん。」
「やったじゃん!いいなぁ、クリスマスを一緒に過ごせる人が居て。」
わたしだって、クリスマスをどう過ごすか頭になかったくらい、ここ数年はクリスマスに予定なんてなかった。
絵里は「何があったか教えてね!」とワクワクしていたが、「チキン食べて、シャンパン飲むだけだよ。」とわたしは答えた。
「男と女が2人きりになって、それだけじゃ終わらないでしょ。」
「ううん、薗田さんはそんな人じゃない。わたしにとって、1%の人だから。」
「1%の人??」
絵里は何の事?という表情をしていたが、わたしにとって薗田さんは既に1%の人になっていた。
唯一、信じられる人。
だから、そのへんは何の心配もしていなかった。