恋する花束を君に
そして、クリスマス当日。
わたしのソワソワ、ドキドキは最高潮まで高まっていた。
「いよいよ、今日だね!」と茶化してくる絵里。
わたしが「あー緊張し過ぎて、胃袋出てきそう。」と言うと、「胃袋?心臓じゃなくて?」と突っ込む絵里。
こんなにドキドキするのなんて久しぶり。
ふと、薗田さんの方を振り向くと、薗田さんはいつもと変わらずクールな表情でパソコンに向かっていた。
こんなドキドキしてるの、わたしだけ?
それより、今は仕事!仕事!
わたしは自分にそう言い聞かせ、通常業務を行ったのだった。
そして、定時。
みんながクリスマスの話をしながら帰って行く。
絵里も「なごみ、今日は楽しんでね。」と小声で言うと、手を振って帰って行った。
すると、「三崎さん。」と後ろからわたしを呼ぶ声がした。
振り向くと薗田さんが立っていて「俺らも行きましょうか。」と言ったのだった。