恋する花束を君に

わたしは薗田さんの車で薗田さんの自宅に向かった。
薗田さんの車に乗るのは2回目。

1回目は、由美子のことがあり、わたしがバス停で大泣きした日だ。

「ここがうちです。」

そう言って着いたのは、デザインズマンションのようなお洒落なマンションだった。

薗田さんはそこの3階に済んでいるらしい。

薗田さんは自宅のドアの鍵を開け、ドアを開けると自動的に玄関の電気が点いた。

「すごっ!」

わたしが驚いていると、薗田さんは「どうぞ。」と言い、わたしの分のスリッパを用意してくれた。

「お邪魔しまーす。」

わたしは中に入り、パンプスで疲れた足を解放させると、薗田さんが用意してくれたフワフワのスリッパに足を通した。

薗田さんに続きリビングに行くと、シンプルでお洒落な薗田さんらしい部屋が待っていた。

「今、準備しますから、ソファーに座って待っててください。あ、コート預かりますね。」

そう言い、薗田さんはわたしのコートをハンガーに掛けておいてくれた。

そして、ソファーに腰を下ろすと、固すぎず柔らかい過ぎない心地よいソファーがわたしの身体を支えてくれる。

うわぁ〜、このソファー欲しい〜。

そう思うほど、座り心地が最高だった。

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