恋する花束を君に

そして、22時過ぎ。
わたしは薗田さんに呼んでもらったタクシーに乗った。

「今日は楽しかったです。ありがとうございました。」
「俺も楽しかったです。それじゃあ、おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」

わたしは閉まるタクシーのドアの窓越しに薗田さんに手を振った。

薗田さんもわたしに手を振り返してくれる。

わたしはタクシーの中で薗田さんと過ごした楽しかった時間の余韻に浸りながら、貰った薔薇の花束を見つめながら、タクシーに揺られ帰宅したのだった。

帰宅すると、わたしはリビングにある棚の上に薔薇を飾った。

「うん、可愛い!」

そういえば、薗田さん、薔薇の本数には意味があるって言ってたっけ?

わたしはバッグからスマホを取り出すと、"薔薇 3本"と検索してみた。

すると、検索結果にわたしは一瞬息が止まった。

「嘘、、、。」

信じられない検索結果に再び、わたしのソワソワが始まる。

明日、薗田さんに言わなきゃ!

そう思うと、その日はなかなか眠れず、そのまま朝を迎えたのだった。

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