恋する花束を君に
次の日、わたしは薗田さんと話せる機会がずっと伺っていた。
話せるとしたら、お昼休憩のときしかない!
そう思いながら仕事をしていると、隣から絵里が「昨日、どうだった?」とウキウキしながら訊いてきた。
「楽しかったよ〜。」
「で、どこまでいった?キスした?」
「してない。」
「え、嘘だ!」
「本当だって。チキン食べて、シャンパン飲みながら話してただけだよ?」
わたしがそう言うと、絵里は「クリスマスなのに、手出さない男なんて存在する?!」と驚いていた。
「存在するんです〜。」
「え〜、薗田さん、男だよね?」
「どう見ても男でしょ。」
絵里とそんな会話をコソコソしながら、わたしはお昼休憩を待った。
そして、待ちに待ったお昼休憩の時間。
わたしは、真っ先に薗田さんのところへ向かった。
薗田さんは食堂の一番奥の端の椅子に座っていた。
「薗田さん!」
わたしが呼ぶと、薗田さんはふと顔を上げ、「あ、三崎さん。昨日はありがとうございました。」と言った。
「こちらこそ、ありがとうございました。それで、ですね。わたし、昨日帰ってから薔薇3本の意味を調べました。だから、返事をさせてください!」
わたしがそう言うと、薗田さんは「えっ?今、ここでですか?!」と驚いていた。
「はい、今ここでです。」
わたしはそう言い、薗田さんの隣の椅子に座った。