孤高なパイロットはウブな偽り妻を溺愛攻略中~ニセ婚夫婦!?~
予定もない、その場所は空けておいてくれると約束をしてもらえ、ひとまずホッとした。
クリスマスの晩も、今晩のように真白と過ごしたい。
それは自然と湧き起こった感情だった。
本格的に寝入ってしまったようで、すうすうと気持ちよさそうな寝息が聞こえてきている。
いつからこんなに彼女の存在が愛おしいと思うようになったのだろう。
そんなことに理屈など関係なくて、ただただ、心が少しずつ動かされているだけのこと。
今、彼女のとなりに居られることがこんなにも幸せに感じる。
日に日に増していく想いは、もう止められそうにない。
しかし、俺たちを結んでいるのは偽装結婚という契約があるから。
偽りの夫婦という関係で、真白は今ここにいてくれている。
現実を見れば、そんな虚しい気持ちにも襲われるのだ。
この関係が終わると共に、君は俺の元を去っていくのか……?
起きる気配のない真白に肩を貸したまま、映画のエンドロールを眺めていた。