孤高なパイロットはウブな偽り妻を溺愛攻略中~ニセ婚夫婦!?~
今日は、十二月二十四日、クリスマスイブ。
先週一緒に映画鑑賞をした日、遥さんに二十四日の予定を空けておいてほしいと言われた。
後々聞いてみると、クリスマスディナーに連れて行ってくれるということで、まさかのクリスマスの予定に心が躍った。
ところが、ディナーに行く場所はドレスコードがあると知らされ、持ち合わせでブラックのコーディネートをなんとか組んだところだった。
まさか、遥さんが用意してくれているなんて……。
《俺の独断で決めたものだから、気に入らなかったら悪い。でも、着てくれたら嬉しい》
「ありがとうございます。見てみますね」
《予定通りなら、十六時十分着で羽田に戻る。十七時半前には帰れると思うから、支度して待っていてくれ》
「わかりました。気を付けて戻ってきてください」
遥さんは《ありがとう》と言って通話を終わらせる。
電話が終わると、ワンピースを見たい逸る気持ちを抑えて掃除の続きを再開した。