孤高なパイロットはウブな偽り妻を溺愛攻略中~ニセ婚夫婦!?~
でも、本当の夫婦でもないのにひとつのベッドで眠るというのはどうなのだろう。
この部屋の見栄えは上出来として、高坂機長は普段はどういった形を考えているのかわからない。
それも、今晩夕食の時に聞いてみないとな……。
目を落とした腕時計は十五時半をまわる。
ふと、高坂機長と話したことを思い出し、キッチンに向かう。
新品の黒い大きな冷蔵庫を開けると、もちろん中身は空っぽ。冷気だけが漂ってくる。
買い物しに行って、なにか夕飯の用意をしておいたほうがいいよね?
夕飯を一緒に食べながら今後の話をしようと言われた。
高坂機長は私が高層階が苦手なことで、この二階の部屋を契約し直した手間で出かけている。
余計な仕事を増やしてしまったのだから、夕食くらい作って用意した方がいい。
そうと決まれば食材を買いに出かけようと、急いでマンションをあとにした。