孤高なパイロットはウブな偽り妻を溺愛攻略中~ニセ婚夫婦!?~
ブライダルアクセサリー選びを終えると、車に乗り込み銀座を後にした。
向かった先は、マンションから比較的近い豊洲の大型ショッピングモール。
過去に数度訪れたことがあるけれど、ここに行けば大抵のものが揃う。
今日のメインだと思っていた生活に必要な物の買い出しだ。
「どこから見たい?」
駐車場からショッピングモール館内に向かう途中、フロアガイドを見つけて遥さんが足を止める。
横に並んでマップに目を落とすと、すっと自然に手が繋がれた。
もちろん慣れない私はそのたびにどきりとして、心音を弾ませている。こんなのいつまでも慣れない気がするけど。
「どこから……そうですね、とりあえず必要なのは、クローゼットの中の収納ケースが私は欲しくて」
「ああ、確かにな。他には?」
「あとは、食器とか見られたら」
そう言ってみて、聞きそびれていたことを思い出す。何度も聞こうと思ってそのたびに聞きそびれていた。