極愛〜狙われたら最後〜
そして後日、パーティーの日がやって来た。

今回選んだのはシルバーのスパンコールが全身を纏うキャミソールタイプのロングドレス。

背中が大きく空いていてタトゥーが丸見えなのでコンシーラーで分厚く塗って隠す。

これがなかなか大変なのよ。

印というならもっと楽に隠せる場所にして欲しかったわ。

鏡を見ながら必死に塗りたくる。

キッツ!
首曲がるっちゅーの!

イライラすんなぁ!

誰よこんなにたくさん丸入れたの!

私よ!

もう!

なんとか塗り終わって、膝に手をついてゼェゼェ息を切らす。
鏡の前には10歳くらい歳とった私がいた。

やめて。
そんな顔で見ないで。

と、鏡に映る自分を睨む。

髪を巻いてメイクをして行くと、だんだん気分も上がってきてふんふんふーんと鼻歌を歌い始める。

パーティーは大好き。

皆んな私を羨望の眼差しで見てきて、目が合ってニコっと笑えば顔を赤らめる。

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