極愛〜狙われたら最後〜

悪いがもう我慢の限界だ。
愛おしくてたまらない。

「はぁんっ…!」

そこから一気に加速していく律動。
止まんねぇ。

雫が素直に反応を示すたびに、これまで頭のどこかで演技なのかもという不安がすっかりなくなり、愛おしさで胸が熱くなる。

雫から心のこもった"愛してる"の言葉を聞いて俺もそれに答える。

激情に駆られ、全身を駆け巡る衝動に身を委ねひたすら愛を打ち付けた。

「やっと俺のもんだ」

その言葉を最後に、雫は優しく微笑み頷くと限界を迎え目を閉じた。

目から流れ落ちた涙の跡をキスで舐め取り雫を抱きしめる。

やっと想いが通じたこの喜びは何も代え難い。

にしてもまず、風呂だな。

二人して俺の首から出た血のせいでそこら中、血だらけになって余韻どころじゃねぇわ。



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