極愛〜狙われたら最後〜
女は声を出すなと言った通り、押し殺しているようだ。

そして俺は自分勝手に果てる。

名前だけ聞いておくか。
すると女は雨(あめ)と名乗った。

雨…

やっぱり初めて聞く名だ。

最中、どこか懐かしい感じもしたが気のせいか。

まぁ、もう二度と同じ女は抱かないし。
どうでもいい。

そう思ってたのに、数日もすればまた抱きたくなった。

雨を。

こんな事これまで一度もなかったのに。

そして呼べば、雨はまたやってきた。

いくら俺が身勝手に抱いたところで文句も言わない。
たまに漏れる吐息だけ。


そして二度目も同じで、どこか懐かしいようなそんな感覚を感じ、振り払うように腰を打ちつけた。

その後もやっぱり雨を呼んでしまう俺。

抱くたびに温かく、俺を離すまいと締め付けられる度に、何故か胸が苦しくなった。
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