極愛〜狙われたら最後〜
すると急に雨からキスをされた。

あまりにも急で反応出来ずにいると、雨は部屋をさっさと出て行こうとする。

俺は咄嗟に気配のする方に腕を伸ばし手を掴むと自分に引き寄せ、タガが外れたようにキスをしてしまった。

なんだこのキス…
初めて…だよな?

確かめるように舌を追いかけ味わう。

すると雨の頬から涙が流れて俺の頬を濡らした。
泣いてる!?

キスはこれまでして来なかったし、泣くほど嫌だったのだろうか…

泣かせたくない。
悲しませなたくない。

どうしてこんな風に思ってしまうのか…

そして嫌だったのか聞けば、飛びつくように俺に抱きついてきて首を横に振る雨。

愛おしい。

この時そう確かに思った。

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