極愛〜狙われたら最後〜
「ははっ。だよな」

知らないわけないか…
知らないフリしてくれてたんだな。

「Zから報告を受けてたらしい。口止めしてる事も全部」

そうだったのか。

「Zって何もんなんだろうな」

俺は呟く。

「な。全く謎だ。でも味方である事は間違いないだろ」

「そうだな。知らなくていい事もある」

そしてその後病室に移動した雫の横に座って目が覚めるのを待つ。

「兄貴。そろそろ一度帰ったら?」

「いや、いい。お前は帰って嫁に顔見せてやれ」

「ははっ」

将臣は笑う。

「なんだよ」

俺は椅子に座ったまま将臣を見上げる。

「いや…。兄貴が病院にいた時…。雫さんにも同じ事言われたよ」

そうか。
俺はフッと笑う。

「それじゃ俺は帰るわ」

「ああ。ご苦労さん」

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