極愛〜狙われたら最後〜
そして私の舌を吸い上げた龍臣はそっと唇を離す。
「クク。身体に聞くからいい。お前の口から本当はどうされたいか言われるまで」
それなら私はずっと言わない。
ずっと求めて欲しいから。
まぁ結局我慢できずに最後には言ってしまうんだけど。
「本当に。思い通りにいかなくて可愛いよ」
でしょ。
龍臣だってそうなんだから。
私の身体にキスを這わせながら低く甘い声で囁かれる。
耐えられずに言ってしまう私を見ていつもどんな顔してるか分かってるのだろうか。
いつまでもずっと私を追いかけて。
私は龍臣以外の誰のものにもならない。
「雫。愛してる」
このまま私を情愛の楽園にいざなって。
注がれる愛を受け止めながら私は龍臣を見つめる。
離さないで。
私はあなたのもの。
「私を蔑ろにしたら殺るわよ」
「ああ。お前こそ俺を裏切ったら許さない」
ビリっと殺気が私の身体を包む。
この狂気じみた愛は二人だけのもの。
この危ない世界で一番危険なのはこの男だ。