バツイチ美女と 御曹司
そんなことが面白くない
ホテル・ラ・ルミエール東京の円山花壇の
ショップ店長の山村に、マリは活け込みに
行く度にたびに嫌味を言われているらしいと、
聞いたのは最近の事だ。

裕はその夜、マリに山村の事を問いただしたが、
会えばチクっと嫌味を言われるだけなので
全然気にしていないと言った。

そんなことで副社長が出てきたら、それこそ
パワハラだと言われると
マリは裕のことを心配する。

聞き流していればいいのだから大丈夫
月に二回だけなのだしエスカレートして業務に
支障が出るようなら、その時には相談すると
言われれば、裕にはそれ以上深入りする
ことはできない。

マリには困ったらすぐに相談するようにと
約束させた。

山村はマリがホテル・ラ・ルミエール東京の
フロントロビーに、活け込みに行く度に横に
立って、これは変だとかセンスがないとか
ホテルのフロントロビーなのだから、
もっと格式高い活け込みをするべきだとか、
嫌味や文句を言ってくるのだが、マリは
あまり気にしていないのが事実なのだ。

マリは毎回テーマを決めて活け込みを
している。

今回は≪フエ・ド・ルミエール≫
光の妖精たちというテーマにした。

このホテルの名前でもあるルミエールは、
フランス語で光を意味している。
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