バツイチ美女と 御曹司
ホームページにレッスンの告知をするために
マリと椿がサンプルを作ることになった。

夏にクリスマスに使う花材を揃えるのが
一番大変だった。

マリは椿と一緒にあれこれ言いながら
デザインを考えるのが、とても楽しくて
仕事を終えてから家で、デザイン画を
描いていて明け方まで気づかずに没頭して、
裕に𠮟られるという場面もあった。

円山花壇の本社や本店装花部は、
いつになくみんな気を張って生き生きと、
仕事をこなしていた。

ホテル・ラ・ルミエール東京のショップも、
妖精ブームのおかげで売り上げを伸ばして
いるようだ。

小ぶりのバスケットにキュートなアレンジを
作り妖精のピックを一本差して三千五百円で
店頭に置いておくと、フロントロビーの
お花の見学に来た若い女性が、
買っていくという。

山村もやるなあと裕は笑っていた。

椿も裕も、ホテル・ラ・ルミエール東京の
マリの活け込みの効果だと言ってくれるが、
マリはたまたまSNSのインフルエンサーの
目に留まったのだと思っている。

ありがたくラッキーな事である。

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