バツイチ美女と 御曹司
引越しの前に母の墓前で母に報告をして
やっと一区切りついた。

今日は親友の三人がマリの新しい
マンションにやってきて離婚成立と
一人暮らしでの再出発のお祝いを
してくれるそうだ。

優依が乾杯の音頭を取ってくれて、
まずはシャンパンから始まった。

食べて飲んでみんなが正体を無くす前に
マリがみんなに報告をする。

「無事にこうして第二の人生を
踏み出せました。
みんなの叱咤激励のおかげです。
特に優依には頭が上がりません。
ホテルでの名演技みんなにも
見せてあげたかった。
優依のおかげで笑って一歩踏み出すことが
できました。
あの時食べたケーキの味は忘れられないわ
私は皆より一足先に結婚して、
そしてバツイチになりました」


「いやあ、ほんとくそ野郎とその腕に
絡みついてる女の姿を見たとたん、
頭の中のどっかのスイッチがパッチンと
入った感じだった。
あと先考えずに体が勝手に動いて
口が勝手にしゃべってたわ」

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