王子様たちに毎日甘く溺愛されて
「ここ」
階段を上がって、廊下を突き当たりまで歩くとそこには生徒会室の文字が見えてきた。
ただ、少し前に「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた看板が立っている。
「なんですか、これ」
「女の子たちがこないように立ち入り禁止にしてるんだ」
す、すごい。
やっぱり生徒会メンバーって大人気なんだ。
「どーぞ」
奥まで進むと、なんだかお城の部屋の扉みたいな扉がどんと私の前に立ちはだかる。
「開けていいよ」
なんだか開けてはいけない気がして、そこで立ち止まっていると後ろから先輩がそう言った。
「じ、じゃあ…」
恐る恐る扉に手を伸ばし、開けてみるとそこには高校の生徒会室とは思えないくらい豪華な内装の部屋が広がっていた。
奥に置いてある机には糸瀬くんが既に座ってパソコンをいじっている。
「おせーよ」
こっちをちらっと見て糸瀬くんがそうこぼす。
「想がはやいんだよ」
漫才のようなスピードで瀬野先輩がつっこむ。