蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
瑛人さんは昨日午後出勤のため今日は朝便で東京に戻ってきた。そのまま今日は内勤をし、帰宅の予定だ。私も今日は早番のため朝早くに出勤し、帰りは早い。

【夕食を作って待っているから一緒に食べよう】

そんなメッセージを休憩中に見て私は思わず、えっ、と声を出してしまった。一緒に食事を作ったことはあっても彼が1人で作るのを見たことはない。大丈夫なのかと不安に思っていると察知したかのようにさらにメッセージが届いた。

【さぞ心配しているだろうが、今日はカレーだから安心するといい。俺にも作れる】

その文章に思わず笑ってしまう。

【楽しみにしてます】

そう返信をしたところで一緒に食事をしていた未来ちゃんから「なんだか楽しそうですね」と言われてしまった。はたから見てもウキウキしてしまったのが出てしまったようで恥ずかしくなり表情を引き締める。けれど彼女からは「彼氏さんですよね、いいですね」とさらりと言わた。探るようなこともなく、言われたその言葉に思わず頷くと笑っていた。

「私もこの前彼と旅行に行ってきたんです。帰ってきたばかりなのにまた行きたくなっちゃう」

「そうだね。すごくわかる。楽しかった時間ってあっという間だよね」

今までは周囲の目を気にしてばかりで恋愛の話なんてしたことはなかった。でも瑛人さんとの関係が変わったせいなのか、それとも未来ちゃんの素直な性格がそうさせるのか自然と話すことができた。
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