蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
「不安にさせない。でももし今日のようなことがあったら絶対に教えて欲しい。悠里には不安に思ってほしくないんだ」

「うん」

私は彼にぎゅっとしがみついた。今までのもどかしかった距離がなくなり、愛おしさだけが込み上げてきた。今まで気を使うように呼ばれていた名前が呼び捨てになり、私たちの関係が変わるのだと感じさせてくれた。

「悠里」

彼の声が耳元で聞こえる。私が顔を上げると、彼と視線が絡まりあった。そして自然と顔が近づき、唇が重なった。
触れるだけのキスが形を変え、自然と息が漏れる。そのまま彼は私の中へ入ってきた。私は彼の服を知らないうちに握りしめ、キスに没頭していた。

「悠里……」

キスの合間に聞こえる彼の声に喉の奥がぎゅっと締め付けられる。
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