狂気のお姫様
第2節 野生の告白野郎
「東堂さん!好きです!!付き合ってください!!」
ある日のお昼休み、お弁当を食べてすぐ小田が寝て暇だったので、1人で校舎散策。学校は戦地だからな。ちゃんと構造を把握しておかないと、何があるか分からないからね。
そして人気の少ない中庭に差し掛かった時だ。男子生徒に名前を呼ばれ後ろを振り向くと、このような状況になっていた。
顔を赤くしながら頭を下げる目の前の男に思うことは1つ。
お前誰やねん。
自分の記憶にはすこぶる自信があるので、絶対に面識がないと言える。
こないだの廊下での修羅場といい、今といい、喋ったこともないのに告白するのが流行ってんの?
こういう男に限って自信があるから面倒なんだよなぁ、と思いながら、とりあえず腰を綺麗に30度に折って「ごめんなさい」と言うが、目の前の男は食い下がる。
「え、なんで?」
「いや、初対面ですよね。名前も知らないしそもそも見た事もないし」
「俺の名前は」
「いや、いいです」
そういえば、と自己紹介をしだす男の言葉を遮る。
もうキリがないんだよ。告白されるごとに名前を言われるが、どんだけ自己紹介されてももう覚えきれない。というか、これから一生喋らないと思う人の名前を誰が覚えるっていうんだ。
名前を言おうとして遮られ、戸惑う男。戸惑われたとて、ピクリとも心が動かないのだからしょうがない。
それに正直タイプじゃない。
「私のどこが好きなんですか」
一応そう聞いてみると、
「東堂さんのことずっと綺麗だと思ってて…」
と容姿をベタ褒めしだす男。
結局顔か、と思いつつバレないようにため息をつく。
いや、いいんだ。顔に関しては自覚ありだからいいんだ。だが、容姿しか褒めるところがないのか、と思う。絶対私がブサイクだったら告白なんかしてこないだろう。
実際、中身が大事と言いつつ見た目は大事なので説得力はないかもしれないが、一目惚れでバチッと私が好きだと言い出すのは甚だおかしいのではないか。
「そういうところが好きです!」
と多分うまくまとまったのだろう。目を爛々と輝かせながら話を終えたみたいだが、全く聞いてなかった。すまん。
「ごめんなさい」
「なんで?」
いや、こっちがなんで?
ある日のお昼休み、お弁当を食べてすぐ小田が寝て暇だったので、1人で校舎散策。学校は戦地だからな。ちゃんと構造を把握しておかないと、何があるか分からないからね。
そして人気の少ない中庭に差し掛かった時だ。男子生徒に名前を呼ばれ後ろを振り向くと、このような状況になっていた。
顔を赤くしながら頭を下げる目の前の男に思うことは1つ。
お前誰やねん。
自分の記憶にはすこぶる自信があるので、絶対に面識がないと言える。
こないだの廊下での修羅場といい、今といい、喋ったこともないのに告白するのが流行ってんの?
こういう男に限って自信があるから面倒なんだよなぁ、と思いながら、とりあえず腰を綺麗に30度に折って「ごめんなさい」と言うが、目の前の男は食い下がる。
「え、なんで?」
「いや、初対面ですよね。名前も知らないしそもそも見た事もないし」
「俺の名前は」
「いや、いいです」
そういえば、と自己紹介をしだす男の言葉を遮る。
もうキリがないんだよ。告白されるごとに名前を言われるが、どんだけ自己紹介されてももう覚えきれない。というか、これから一生喋らないと思う人の名前を誰が覚えるっていうんだ。
名前を言おうとして遮られ、戸惑う男。戸惑われたとて、ピクリとも心が動かないのだからしょうがない。
それに正直タイプじゃない。
「私のどこが好きなんですか」
一応そう聞いてみると、
「東堂さんのことずっと綺麗だと思ってて…」
と容姿をベタ褒めしだす男。
結局顔か、と思いつつバレないようにため息をつく。
いや、いいんだ。顔に関しては自覚ありだからいいんだ。だが、容姿しか褒めるところがないのか、と思う。絶対私がブサイクだったら告白なんかしてこないだろう。
実際、中身が大事と言いつつ見た目は大事なので説得力はないかもしれないが、一目惚れでバチッと私が好きだと言い出すのは甚だおかしいのではないか。
「そういうところが好きです!」
と多分うまくまとまったのだろう。目を爛々と輝かせながら話を終えたみたいだが、全く聞いてなかった。すまん。
「ごめんなさい」
「なんで?」
いや、こっちがなんで?