寵愛の姫 Ⅲ【完】



「……お袋、朔は?」


「朔?あの子なら、もう大広間の方にいるわよ?」



暁の問いに、お母さんが答える。







…………大広間って。



何だか、聞いただけで緊張するんだけど…。



「そうか。」



頷いた暁の視線が私の方へと向けられる。




それだけで、凄く安心感に包まれる気がした。



「莉茉。」


「うん?」
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