コンネリシャス王国の  恋物語
馬車での王都一周を終えて、今は婚約パーテイが王宮の大広間で行われている。

ルルは今ドレスを着替えてテイアラのサファイヤにと言うかジュオン王子の瞳の色に合わせて、優しいブルーのドレスを着ている。

この後、ジュオン王子とファーストダンスを踊るのでダンスが踊りやすいドレスに着替えているのだ。そして大広間のジュオン王子の隣に座っている。

真中に座る国王夫妻の右側にジュオン王子とルル、反対側にイリス王女とアレク第二王子が座っている。

アレク第二王子はこのようなパーテイには出席したことがなく、今回が社交界のデビューとなった。

先日九歳となり王立学園に通い始めたアレク第二王子は、末っ子の甘えん坊の面影はなく堂々としている。

壁際には様々な料理が並べられていて立食形式なのだが所々に小さなテーブルや椅子も置かれているので、お年を召した元老院の議員などにも配慮されている。

ルルは祖母のカメリアもちゃんと座れているか心配で広間を見回していると、

「ルル、本当に今日のルルは最高に綺麗だ。
こんなに沢山の人に俺のルルを
見せたくない」

と耳元でささやくジュオン王子の低い声にぞくっとした。

「もう、揶揄わないで!
緊張しているのだから」

「揶揄ってないよ。本当のことだよ。
緊張しているなら喉が渇いただろう
飲み物をもらおう」

そう言って後ろに控えている侍従に飲み物を持ってくるように言ってくれた。

国王の挨拶が済んで参加者たちはしばらくの間食事をしたりお酒を飲んだりしている。

祖母のカメリアも無事に座っているのを確認してルルはほっとしていた。
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