続お菓子の国の王子様〜結婚に向けて〜 花村三姉妹 美愛と雅の物語
5:レセプションパーティーと婚約発表#2
雅サイド
美愛ちゃんの元気がなかった理由が分かったことで、ようやく俺も今日のレセプションパーティーに集中できそうだ。
今回のパーティーは、マスコミも招待した大規模なものになる。会場では、別室に控えた情報部の社員たちが、モニターで常時警備体制をチェックしている。とくに美愛ちゃんの警備については、通常の2倍に強化した。
彼女には『決して1人にならないように』と、俺だけでなく家族からも再三伝えてある。
今日の来場者の中には、以前、涼介と鈴音ちゃんの結婚発表の場に同席していた各家の関係者も含まれている。もちろん、結婚適齢期とされる令嬢たちもだ。中には、俺たち“慶智の王子”との結婚を狙って、どんな手段でも使おうとする輩もいる。
過去に起きた佐藤麻茉の件を受け、俺たちは静かに“警告”を流した。
『今後、慶智の王子たちの婚約者、もしくは結婚相手に手を出せばその本人だけでなく、家族も、会社も……、佐藤一家や三光銀行のように、二度と日の目を見ることはない。』
この“噂”を流したのは、もちろん烏丸一家だ。詳細な手口については、知らない方が幸せなのかもしれない。
さらに今回は、悠々自適に田舎暮らしをしている悠士兄と、大和の父親・玄士叔父さんも動いてくれた。彼らは、鈴音ちゃんを罵倒した女性とその家族、さらに俺たちとの結婚を狙っていると思しき人物たちの情報をまとめ、写真付きのリストにして俺たち男性陣へと配布してくれた。
これは、いわば“ブラックリスト”だ。
大和は、そのリストを美愛ちゃんのボディーガードチーム、そして情報部にも渡す。
当日は、俺たち男性陣に加えて、祖父たちも全員が小型インカムを装着し、別室の情報部からリアルタイムで指示を受け取れるようにしてある。
もちろん、今回の主役は美愛ちゃんだ。
けれど、俺の姉・葵、涼介の妻・鈴音ちゃん、そして花村三姉妹の圭衣ちゃんと葉子ちゃんも、同じように大切に守らなければならない存在だ。
俺たちは、彼女たちを絶対に傷つけさせない。それが、“慶智の王子”としての覚悟──
そして、愛する人たちを守るための、俺たちの流儀だ。
今回のパーティーは、マスコミも招待した大規模なものになる。会場では、別室に控えた情報部の社員たちが、モニターで常時警備体制をチェックしている。とくに美愛ちゃんの警備については、通常の2倍に強化した。
彼女には『決して1人にならないように』と、俺だけでなく家族からも再三伝えてある。
今日の来場者の中には、以前、涼介と鈴音ちゃんの結婚発表の場に同席していた各家の関係者も含まれている。もちろん、結婚適齢期とされる令嬢たちもだ。中には、俺たち“慶智の王子”との結婚を狙って、どんな手段でも使おうとする輩もいる。
過去に起きた佐藤麻茉の件を受け、俺たちは静かに“警告”を流した。
『今後、慶智の王子たちの婚約者、もしくは結婚相手に手を出せばその本人だけでなく、家族も、会社も……、佐藤一家や三光銀行のように、二度と日の目を見ることはない。』
この“噂”を流したのは、もちろん烏丸一家だ。詳細な手口については、知らない方が幸せなのかもしれない。
さらに今回は、悠々自適に田舎暮らしをしている悠士兄と、大和の父親・玄士叔父さんも動いてくれた。彼らは、鈴音ちゃんを罵倒した女性とその家族、さらに俺たちとの結婚を狙っていると思しき人物たちの情報をまとめ、写真付きのリストにして俺たち男性陣へと配布してくれた。
これは、いわば“ブラックリスト”だ。
大和は、そのリストを美愛ちゃんのボディーガードチーム、そして情報部にも渡す。
当日は、俺たち男性陣に加えて、祖父たちも全員が小型インカムを装着し、別室の情報部からリアルタイムで指示を受け取れるようにしてある。
もちろん、今回の主役は美愛ちゃんだ。
けれど、俺の姉・葵、涼介の妻・鈴音ちゃん、そして花村三姉妹の圭衣ちゃんと葉子ちゃんも、同じように大切に守らなければならない存在だ。
俺たちは、彼女たちを絶対に傷つけさせない。それが、“慶智の王子”としての覚悟──
そして、愛する人たちを守るための、俺たちの流儀だ。