【完結】年の差十五の旦那様Ⅱ~義妹に婚約者を奪われ、冷酷だと言われる辺境伯の元に追いやられましたが、毎日幸せです!~
「まさか、俺が結婚するなんてな」
そして、ギルバート様はそんな言葉を続けられた。
「それに、十五も年下の女に惚れるなんて思いもしなかった」
「……ギルバート様」
「いつもはあんまり言えていないが、今日くらいは言わせてくれ――」
――シェリル、大好きだ。
凛とした声で、そう告げられる。それに驚いて私は目を見開く。でも、すぐに現実に戻ってきた。
なので、私は「私も、です」と小さな声で言う。
「私も、ギルバート様のことが大好きです」
「……あぁ」
「ずっと、一緒に居たいです」
真剣にそう告げれば、彼は何を思われたのか「……可愛いな」と言葉を告げてこられた。普段はあまりそんなお言葉を告げてくださらないので、なんだか胸がドキドキする。
「……いろいろと、あったな」
「はい」
ここに来たのは婚約破棄がきっかけだった。お父様とお義母様に邪魔者を追い出すように辺境に嫁ぐようにと命じられた。
ギルバート様は冷酷だと言われていたけれど、実際はとてもお優しい人。それに気が付いてからと言うもの、私はどんどん彼のことが好きになって――……。
(それに、私が『豊穣の巫女』だっていうことも、知れた)
面倒な体質だとは思う。けれど、私は私を認めてくれた人たちのためにこの力を存分に活かしたいと思っている。
それは、私の紛れもない本音だった。
「シェリルに出逢えて、よかった」
ギルバート様が不意に零されたお言葉に、私は「私もです」と言ってはにかむ。
「……そうか。そう言ってくれると、嬉しいな」
「……はい」
「そろそろ、行くか」
ギルバート様に手を差し出され、私はそっとその手に自身の手を重ねた。
その瞬間だった――。
そして、ギルバート様はそんな言葉を続けられた。
「それに、十五も年下の女に惚れるなんて思いもしなかった」
「……ギルバート様」
「いつもはあんまり言えていないが、今日くらいは言わせてくれ――」
――シェリル、大好きだ。
凛とした声で、そう告げられる。それに驚いて私は目を見開く。でも、すぐに現実に戻ってきた。
なので、私は「私も、です」と小さな声で言う。
「私も、ギルバート様のことが大好きです」
「……あぁ」
「ずっと、一緒に居たいです」
真剣にそう告げれば、彼は何を思われたのか「……可愛いな」と言葉を告げてこられた。普段はあまりそんなお言葉を告げてくださらないので、なんだか胸がドキドキする。
「……いろいろと、あったな」
「はい」
ここに来たのは婚約破棄がきっかけだった。お父様とお義母様に邪魔者を追い出すように辺境に嫁ぐようにと命じられた。
ギルバート様は冷酷だと言われていたけれど、実際はとてもお優しい人。それに気が付いてからと言うもの、私はどんどん彼のことが好きになって――……。
(それに、私が『豊穣の巫女』だっていうことも、知れた)
面倒な体質だとは思う。けれど、私は私を認めてくれた人たちのためにこの力を存分に活かしたいと思っている。
それは、私の紛れもない本音だった。
「シェリルに出逢えて、よかった」
ギルバート様が不意に零されたお言葉に、私は「私もです」と言ってはにかむ。
「……そうか。そう言ってくれると、嬉しいな」
「……はい」
「そろそろ、行くか」
ギルバート様に手を差し出され、私はそっとその手に自身の手を重ねた。
その瞬間だった――。