【完結】年の差十五の旦那様Ⅱ~義妹に婚約者を奪われ、冷酷だと言われる辺境伯の元に追いやられましたが、毎日幸せです!~
「……私は、その、ギルバート様と二人きりになれなくて、寂しかった、です」
少ししどろもどろになりながらそう伝えれば、ギルバート様は一瞬だけ目を見開かれ、「……その」と言葉に詰まってしまわれる。もしかして、そう思っていたのは私だけなの? そんな疑問が胸の中に生まれ、燻っていく。寂しいと思っていたのは私だけで、二人きりの時間が欲しいと思っていたのも、私だけなのだろうか? そんなわけないのに、そう思ってしまうのだから恋って恐ろしくて難しいものだ。
「……シェリル。……その」
ギルバート様の手が、私の肩に触れそうで、触れない。その仕草が何処となく面白くて、私は自分の手でその手を掴んだ。……このお方は、消極的だ。冷酷な辺境伯だなんて呼ばれているのに、女性慣れしていなくて。だから、私がぐいぐいと行かなくちゃ。心の中で、そう思ってしまう。そうじゃないと、いつまで経っても触れてもらえない気が、するもの。
「ギルバート様。……好き、です」
ゆっくりと噛みしめるようにそう伝えれば、ギルバート様は露骨に慌て始める。それからしばらくして、もう片方の手をご自身の口元に当て「……俺、も」なんて小さな声で返してくださった。……やっぱり、私がぐいぐい行かなくちゃ。そんな決意が、固まる。
だからこそ、私はギルバート様の肩に自身の頭を預けてみる。その所為だろうか、ギルバート様の肩が露骨に震えてしまって。やっぱり、このお方は女性慣れしていなくて、不器用なのよね。まぁ、そういうところも好き……なのだけれど。
「……シェリル。その、少し、積極的、じゃないか?」
私の態度を見られたからか、ギルバート様はそんなことを問いかけてこられる。……だって、積極的にならないとギルバート様が私に触れてくださらないからじゃない。心の中でそう思うけれど、私はその言葉をぐっと飲みこむ。そして、「……だって、好きですから」と視線を逸らしながら言う。多分、私の頬は赤くなっているだろう。
少ししどろもどろになりながらそう伝えれば、ギルバート様は一瞬だけ目を見開かれ、「……その」と言葉に詰まってしまわれる。もしかして、そう思っていたのは私だけなの? そんな疑問が胸の中に生まれ、燻っていく。寂しいと思っていたのは私だけで、二人きりの時間が欲しいと思っていたのも、私だけなのだろうか? そんなわけないのに、そう思ってしまうのだから恋って恐ろしくて難しいものだ。
「……シェリル。……その」
ギルバート様の手が、私の肩に触れそうで、触れない。その仕草が何処となく面白くて、私は自分の手でその手を掴んだ。……このお方は、消極的だ。冷酷な辺境伯だなんて呼ばれているのに、女性慣れしていなくて。だから、私がぐいぐいと行かなくちゃ。心の中で、そう思ってしまう。そうじゃないと、いつまで経っても触れてもらえない気が、するもの。
「ギルバート様。……好き、です」
ゆっくりと噛みしめるようにそう伝えれば、ギルバート様は露骨に慌て始める。それからしばらくして、もう片方の手をご自身の口元に当て「……俺、も」なんて小さな声で返してくださった。……やっぱり、私がぐいぐい行かなくちゃ。そんな決意が、固まる。
だからこそ、私はギルバート様の肩に自身の頭を預けてみる。その所為だろうか、ギルバート様の肩が露骨に震えてしまって。やっぱり、このお方は女性慣れしていなくて、不器用なのよね。まぁ、そういうところも好き……なのだけれど。
「……シェリル。その、少し、積極的、じゃないか?」
私の態度を見られたからか、ギルバート様はそんなことを問いかけてこられる。……だって、積極的にならないとギルバート様が私に触れてくださらないからじゃない。心の中でそう思うけれど、私はその言葉をぐっと飲みこむ。そして、「……だって、好きですから」と視線を逸らしながら言う。多分、私の頬は赤くなっているだろう。