あなたとの明日が欲しいと思った



半年が経った12月10日、私たちは二月の受験に向けて最後の追い上げに入っていて、デートなんて出来そうになかった。




それでも、いつもは別々に帰る道を一緒に歩いた。




ただ一緒にいるだけで、話しているだけで、嬉しかった。




智樹くんは、遠回りになるのに私を家まで送ってくれた。




「朝喜くん、ありがとう。大好きだよ。これからも一緒にいてくれる?」




私の心は感謝の気持ちと大好きで溢れてしまいそうな気持ちでいっぱいだった。




うん、と答えてくれることをわかっていてした最後の質問は、少し不安だったから。




だって最近朝喜くん、私に好きって言ってくれないんだもん。




受験が近づいてきているから仕方がないのかもしれないけど。




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